「麟子鳳雛」 厳冬期 鳳凰三山

日時:2025/02/22~23
山域:南アルプス 鳳凰三山
メンバー:手袋指先穴開き男・リハビリクイーン・サボリーマン

元々の予定では爺ヶ岳東尾根ルートのリベンジ予定をしていたのですが
天候のため目的地変更で、厳冬期の鳳凰三山に入りました。
爺ヶ岳東尾根ルートは、あつたメンバーでリベンジに燃えるメンバー多数ありの冬季限定ルートです。

朝各自をピックアップして夜叉神峠の登山口駐車場から出発。
前日までの雪が溶けたからでしょうか、足元がアイスバーンになっている所がありました。

テン場到着時の気温は、日がまだ出ているのに-15℃w
テント立てる時にビールを雪の上に置いていたら凍ってました(^^;
夜の一回戦はふるさと納税で購入した鳥のジンギスカンで
二回戦はそこにキムチ鍋の素を入れてがんもどきや生麩を入れてお腹いっぱいとなりました。

外はどんどんと冷えていき12時頃には-20℃を超えていました。
寝ていると内張りに付いた結露した氷がパラパラと顔に落ちてきます。

3時頃に最低温度(予報は-23℃)のようですが寒すぎて見に行きませんでしたw

翌日出発が遅れたのと、雪がサラサラ過ぎて足元が滑るためスピードが上がらず、低温で随分と体力も削られていたようで
時間切れとなり、地蔵ヶ岳前の赤抜沢ノ頭で憧れのオベリスクを目に焼き付けて撤退。

低温・高地のなかなかハードな山行で、地蔵まで行けなかったですが
行きも帰りも富士山・北岳・間ノ岳と日本のTOP3を含めた景色が楽しませてくれました。
次回また厳冬期に行くなら2泊で余裕を持っていきたいです(^^

■今回の反省
冷凍庫並みの温度では動作は緩慢にるためタイムスケジュールを通常とは違う事を認識しなければならない。
低温で体力が気付かぬうちに、思った以上に削られていることを認識できていなかった。
ガスボンベのバルブの中には入らなかったが、接続部周りに使用後の結露が氷ついていた。バルブ部分が凍って最後の1本だった場合、火を失う可能性があった。(固形燃料は持っています)
夜間ペットボトルは寝袋の中で凍らないようにしていたが、行動中にザックの中で凍ってしまった。
軽い凍傷と思われる症状が2名に発生。外気からの遮断、保温にもっと気を使うべきだった。